ハナミズキが...
2004.04.11、初めて窈さんのライブへ行きました。それは思った以上に、とても素晴らしく大満足でした。そしてあっという間の時間でした。
ライブが終了して帰ろうとすると、NHKホールの出口で「窈さんからです」ってハナミズキの苗木をいただきました。とても可愛い苗木です。さっそく、かあさんからいろいろと教えてもらい大きな鉢に植え替えて、ベランダで育てることにしました。毎日毎日お水をあげました。どんどん大きくなるのは、まるで自分の子供を見ているかのようでとても嬉しいものです。葉が白くなりかけたこともありました。葉を虫に食べられたこともありました。でも元気に育ってくれました。
夏も終わるころ、突然に葉が一枚、また一枚と落ちていきました。あっという間に葉が全部なくなりました。どうしたらいいのか分からなかったけど、それでもお水をあげることしか出来ない私でした。一冬を過ごし春になりました。でも、私のハナミズキは葉を付けることはありませんでした。それでもお水をあげることしか出来ない私でした。
水無月のある昼下がり、意を決してベランダへ出ました。汗がパァッと出てくるほど蒸し暑い日でした。鉢に近づいた私は、じっとハナミズキの木を見ていました。ようやく一枝折ってみました。「パキン」と乾いた音が響きました。もう一枝、「パキン」、もう一枝、「パキン」、と私の耳に響くだけです。私は汗で顔中が水浸し、その汗にいつの間にか涙が混じっていました。もう止まりません。
「窈さん、託されたのにごめんね」、「ハナミズキさん、お花を咲かせてあげられなくてごめんね」。涙が止まりませんでした。本当に悔しいです。そしてごめんなさい。
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